規格

目次


ボールペンに関するJIS規格

ボールペンに関するJIS規格は油性、水性、ゲルインキボールペンのそれぞれに関するものに分かれており、いずれも対応する国際規格がある。

JIS S 6039:2006 油性ボールペン及びレフィル

この規格は,油性ボールペン及び油性ボールペン用レフィル(以下,レフィルという。)の品質について規定する。

制定年月日:1963-03-01
最新改正年月日:2006-03-25
最新確認年月日:2015-10-20

対応する国際規格:
  • ISO 12757-1:1998 Ball point pens and refills - Part 1:General use
  • ISO 12757-2:1998 Ball point pens and refills - Part 2:Documentary use (DOC)
※2016年11月、2017年12月にPart 1が改正され、最新版はISO 12757-1:2017となっている。

JIS S 6054:2006 水性ボールペン及びレフィル

この規格は,水性ボールペン及び水性ボールペン用レフィル(以下,レフィルという。)の品質について規定する。

制定年月日:1987-07-01
最新改正年月日:2006-03-25
最新確認年月日:2015-10-20

対応する国際規格:
  • ISO 14145-1:1998 Roller ball pens and refills - Part 1 : General use
  • ISO 14145-2:1998 Roller ball pens and refills - Part 2 : Documentary use (DOC)
※2016年10月、2017年12月にPart 1が改正され、最新版はISO 14145-1:2017となっている。

JIS S 6061:2010 ゲルインキボールペン及びレフィル

この規格は,一般筆記用及び公文書用のゲルインキボールペン及びレフィルについて規定する。

制定年月日:2005-01-20
最新改正年月日:2010-03-23
最新確認年月日:2014-10-20

対応する国際規格:
  • ISO 27668-1:2009 Gel ink ball pens and refills - Part 1: General use
  • ISO 27668-2:2009 Gel ink ball pens and refills - Part 2: Documentary use (DOC)
※2016年10月、2017年11月にPart 1が改正され、最新版はISO 27668-1:2017となっている。

用途による区分

各規格におけるボールペンの規定は、用途により「一般筆記用(General use)」と「公文書用(Documentary use, 略号`DOC')」とに分けられる。公文書用の用途例としては、証拠として必要となる書類の作成がある。そのため、一般筆記用の品質のほかに、文字の読取性の確保、長期保存性及び書類の改ざん防止のための品質が必要となる。ISO規格においてはそれぞれPart 1が一般筆記用、Part 2が公文書用の規格として分けられているが、JIS規格においてはいずれも二つの国際規格を一つのJISとしてまとめている。規格の構成上の変更であり、実質的な差異はない。

※正確には、ISO/IEC Guide 21-1:2005(国際規格及びその他の国際規範文書の地域及び国家採用-第1部:国際規格の採用)に基づく分類は“Modified (MOD)”

一般筆記用と公文書用の品質基準については、主に以下のような差異がある。

  • 耐水性試験の条件が一般筆記用は蒸留水又はイオン交換水中に1時間浸せき、公文書用は24時間浸せきと、より厳しい。水性、ゲルインキボールペンの場合、一般筆記用は耐水性に係る表示をするもののみに耐水性試験が課されるが、公文書用では必須となっている。
  • 耐光性試験の条件が一般筆記用はブルースケール3級、公文書用はブルースケール5級と、より厳しい。
  • 公文書用には耐消しゴム性、耐アルコール性、耐塩酸性、耐アンモニア性、耐漂白性の各試験が課されるが、一般筆記用にはない。

なお、各試験の合格基準は筆記線が視認できるものとする。(The line shall remain visible)となっており、公文書用の品質基準に適合しているからといって、全く滲まなかったり褪色しないことを保証しているわけではない。

レフィルの形状及び寸法

各規格には、代表的なリフィルの形状及び寸法が定められている。規格票では図表入りで細かく形状・寸法が定められているが、ここでは全長、外径(、尾栓の外径)、ペン先径(チップホルダの直径)のみを記す(単位:mm)。ここに定められた形状及び寸法に準拠したリフィル同士であれば、基本的には互換性がある。

JIS S 6039:2006 油性ボールペン及びレフィル 4.2 レフィルの形状及び寸法

形式記号 全長 外径 ペン先径 備考
A1 106.8(±0.2) 3.2(+0 -0.2) 2.4(±0.02) BIC替芯 BP0.7 等
A2 1.6(±0.02) AURORA ボールペン替芯 No.133、Schneider Express 75 等
B 98.2(±0.3) 3(+0.2 -0.1) 2.28(±0.04) ゼブラ K芯、パイロット BSRF芯、ぺんてる BKS7H、サクラクレパス R-NOB 等
D 67(+0.3 -0) 2.35(+0 -0.05) 2.35(+0.05 -0) 三菱鉛筆 SXR-200、パイロットBRFS-10、ぺんてる KBXES7、プラチナ SBSP-120S 等1
E 139.0(±1.5) 3(+0.2 -0.1) 2.25(±0.03) ゼブラ H芯、OHTO No.47NP、プラチナ BSP-60K、コクヨ K2PRR-NB107 等
F 143.5(±1.5) 2.3(±0.03) 三菱鉛筆 SA-7N、パイロット BPRF芯、ぺんてる BKL芯 等
G1 106.8(±0.2) 5(±0.05) 1.6(±0.02) AURORA ボールペン替芯 No.131、SCHMIDT S 1011、Schneider Express 225 等
G2 98.1(+0.40 −0.35) 6(+0.1 -0.2)2 2.54(+0.03 -0.04) PARKER クインクフロー替芯、セーラー 18-0700、プラチナ BSP-400、トンボ鉛筆 BR-EF33、OHTO PS-207NP 等
H A1,A2,B,D,E,F,G1及びG2と形状・寸法の異なるもの。
1) 俗に「4C互換」などと言われるが、ゼブラの4C芯(67.0×2.4mm)は規格で定める寸法を逸脱しているため、厳密には形式記号Dに該当しない。海外では「D1」などとも呼ばれる。
2) 尾栓部の外径。尾栓部を除くリフィル本体の直径は5.8(±0.1)mm。

上からBIC替芯 BP0.7(形式記号A1)、Schneider Express 75 F(形式記号A2)、ぺんてる BPS7(形式記号B)、パイロット BRFS-10F(形式記号D)、ゼブラ H-0.7(形式記号E)、三菱鉛筆SA-7N(形式記号F)、Schneider Express 225 F(形式記号G1)、PARKER クインクフロー替芯 F(形式記号G2)
JISS6039-refills

日本国内では比較的安価な油性ボールペンには形式記号B、E、Fなど3mm径のリフィルが、比較的高級な多色・多機能ボールペンには形式記号Dのリフィルが広く使われている。形式記号Dのリフィルは海外でも広く使われており、最も互換性の高い油性ボールペン用リフィルの1つとなっている。
ペン先の細いA2/G1は主にヨーロッパで使われている。Schneider K 15のような安価な事務用ボールペンには形式記号A2準拠の樹脂芯が入っており、Express 75のような金属芯や、より大容量の形式記号G1のリフィルに交換可能となっている。
形式記号G2のリフィルはPARKER互換の高級ボールペン等で広く採用されており、大容量リフィルとしては最も互換性の高いものとなっている。ISO 27668/JIS S 6061でもゲルインクリフィルとして形式記号G2が規格化されており、DELTAやOHTOから同形状の水性リフィルも販売されている。
形式記号A1のリフィルはBICのクリックゴールドやクリアクリック等で採用されている。

油性ボールペン用リフィルの中にはOHTOのB-30x芯のように水性A型互換のものや、パイロットのBRFN芯のように水性B型に近い形状のものもある。しかしJIS S 6039の規格上は、これらは形式記号Hに分類される。

JIS S 6054:2006 水性ボールペン及びレフィル 4.2 レフィルの形状及び寸法

形式記号 全長 外径 尾栓の外径 ペン先径 備考
A 111(±2) 6.2(±0.1) 6.3(±0.3) 2.3(±0.1) OHTO C-30x芯、三菱鉛筆 UBR-300、パイロット Lシン、プラチナ SSP-300A、セーラー 83-0300 等
B 87(±2) パイロット LNシン 等
C 110(±1) 6.3(±0.15) - 2.5(±0.05) SCHMIDT 888/5888、Schneider Topball 850、パイロット LVKRF-10 等
D A,B,Cと形状・寸法の異なるもの。

上からOHTO C-305(形式記号A)、パイロット LNシン-25EF(形式記号B)、SCHMIDT 5888 F(形式記号C)
JISS6054-refills

国内メーカーのリフィル交換可能な水性ボールペンでは形式記号Aに準拠したリフィルを採用している例が多く、海外のローラーボールでは形式記号Cに準拠したリフィルを採用している例が多い。主にヨーロッパで使われていることから後者は"European size"などとも呼ばれる。両者はほぼ同じ全長・外径ではあるがペン先の太さが違うため、海外のローラーボール軸に国産の水性リフィルを入れようとしてもペン先がガタついたり、海外メーカーのローラーボールリフィルを国内メーカーの軸で使おうとしてもチップが先端孔を通らなかったりする場合がある。

水性ボールペン用リフィルの中にはOHTOのPC-105NPのように、油性G2型ゲルG2型互換のものもある。しかしJIS S 6054にはG2型に相当する形状・寸法は規定されていないため、規格上は形式記号Dに分類される。

JIS S 6061:2010 ゲルインキボールペン及びレフィル 4.2 レフィルの形状及び寸法

形式記号 全長 外径 尾栓の外径 ペン先径 備考
J 111(±1.0) 5.5(±0.15) - 2.3(±0.05) サクラクレパス ボールサインノック式用レフィル 等
K 6.1(±0.15) - ゼブラ JF芯(サラサ)、三菱鉛筆 UMR-8x芯(シグノ)、ぺんてる LR(N)芯(エナージェル) 等
L 6.0(±0.15) - 2.5(±0.05) パイロット LP2RF芯(ジュース) 等
G2 98.1(+0.40 -0.35) 5.8(±0.1) 6(+0.1 -0.2) 2.54(+0.03 -0.04) OHTO PG-105NP、MONTEVERDE P42、Schneider Gelion 39、VISCONTI A38 等
N J,K,L及びG2と形状・寸法の異なるもの。

上からサクラクレパス R-GBP05(形式記号J)、ゼブラ JF-0.5(形式記号K)、パイロット LP2RF-8EF(形式記号L)、Schneider Gelion 39(形式記号G2)
JISS6061-refills

ゲルインキボールペンは後発のため、広く使われている水性A型/C型油性G2型に準じた形状で規格化されている。そのため、J/K型のリフィルを水性A型用軸に入れたり、L型リフィルを水性C型準拠のローラーボールリフィルの代わりに使ったり、G2型リフィルをPARKER互換の油性ボールペン軸に入れて使ったりできる場合がある。キャップ式の場合は各社独自形状のリフィルを採用している例が多いが、ノック式の場合はJ/K/L型のいずれかを採用している例が多い。また、三菱鉛筆 スタイルフィットやゼブラ プレフィールなど油性B型互換サイズのリフィルや、サクラクレパスのR-GBM芯のように油性D型互換のリフィルも使われている。しかしJIS S 6061の規格上は形式記号J、K、L、G2のいずれにも該当しないため、これらは形式記号Nに分類される。

筆記線幅及びボールの直径

各規格では、筆記線幅及びボールの直径によって以下のように分類されている。一般的な0.7mmが細字用(F)、0.5mmが極細字用(EF)という点は各規格共通だが、

  • 0.6mmは油性では極細字用(EF)扱いだが水性、ゲルインキでは細字用(F)
  • 0.8mmは油性では細字用(F)だが水性、ゲルインキでは中字用(M)
  • 1.0mmは油性では中字用(M)だが水性、ゲルインキでは太字用(B)

といった違いがある。また、油性や水性でも「超極細」と称する製品はあるが、規格上「超極細字用(UF)」が定義されているのはゲルインキのみである。同様に「極太」や「超極太」と称する製品もあるが、規格上はいずれも「太字用」までである。

JIS S 6039:2006 油性ボールペン及びレフィル 4.3 筆記線幅及びボールの直径

筆記線幅による区分 記号 ボールの直径(単位:mm)
極細字用 EF 0.65未満
細字用 F 0.65以上0.85未満
中字用 M 0.85以上1.05未満
太字用 B 1.05以上

JIS S 6054:2006 水性ボールペン及びレフィル 4.3 筆記線幅及びボールの直径

筆記線幅による区分 記号 ボールの直径(単位:mm)
極細字用 EF 0.55未満
細字用 F 0.55以上0.75未満
中字用 M 0.75以上1.00未満
太字用 B 1.00以上

JIS S 6061:2010 ゲルインキボールペン及びレフィル 4.3 筆記線幅及びボールの直径

筆記線幅による区分 記号 ボールの直径(単位:mm)
超極細字用 UF 0.40未満
極細字用 EF 0.40以上0.55未満
細字用 F 0.55以上0.75未満
中字用 M 0.75以上1.00未満
太字用 B 1.00以上

一般的には0.38mmと0.4mmはどちらも「超極細」として販売されていることが多いが、規格上は0.38mmは超極細字用(UF)、0.4mmは極細字用(EF)となる。この違いは筆記距離試験条件に影響を及ぼす。

粘度

各規格では、インクの粘度に関して以下の様に定められている。

  油性(S 6039 5.1) 水性(S 6054 5.1) ゲルインキ(S 6061 5.1)
見かけ粘度 1000mPa・s以上 20mPa・s未満 20mPa・s以上

一般的な油性ボールペンの粘度は10000mPa・s以上と言われており、俗に低粘度油性と呼ばれるパイロットのアクロインキでは従来比約1/5、トンボ鉛筆の超低粘smartインクでは1/6以上粘度を低くしている(1500mPa・s)。低粘度油性の主流は1000~1200mPa・s程度とされており、ぺんてるのビクーニャインキに至ってはそれら競合他社製品の更に1/5以下、従来油性の1/40(240mPa・s)まで粘度を下げており、JIS S 6039で定める油性ボールペンインクの品質基準を(意図的に)逸脱している。

ボールペン及びレフィルの品質

各規格では、ボールペン及びレフィルの品質は以下の様な規定に適合しなければならないと定められている。

JIS S 6039:2006 油性ボールペン及びレフィル 5.2 油性ボールペン及びレフィルの品質

品質項目 一般筆記用 公文書用
筆記性能 20cm以内で円滑な筆記が始まり明らかなかすれ及び濃度のばらつきのない筆記距離が300m以上とする。
裏抜け 裏抜けがないものとする。
乾燥性 a) 筆記線に汚れが認められないものとする。
b) 転写の形跡が認められないものとする。
複写性能 複写した線が視認できるものとする。
耐水性 筆記線が視認できるものとする。
耐光性 筆記線が視認できるものとする。
保存性 筆記性能に適合するものとする。
耐消しゴム性 筆記線が見えなくなる前に試験紙の表面の損傷が明らかに現れるものとする。
耐アルコール性 筆記線が視認できるものとする。
耐塩酸性 筆記線が視認できるものとする。
耐アンモニア性 筆記線が視認できるものとする。
耐漂白性 筆記線が視認できるものとする。
有害物質 インキは,
 アンチモンが60mg/kg以下,ひ素が25mg/kg 以下,
 バリウムが1000mg/kg以下,カドミウムが75mg/kg以下,
 クロムが60mg/kg以下,鉛が90mg/kg以下,
 水銀が60mg/kg以下,及びセレンが500mg/kg 以下とする。

JIS S 6054:2006 水性ボールペン及びレフィル 5.2 水性ボールペン及びレフィルの品質

品質項目 一般筆記用 公文書用
筆記性能 10cm以内で円滑な筆記が始まり,明らかなかすれ及び濃度のばらつきのない筆記距離が400m以上とする。
裏抜け 裏抜けがないものとする。
乾燥性 筆記線に汚れが認められないものとする。
複写性能 複写した線が視認できるものとする。
耐水性 筆記線が視認できるものとする。(1) 筆記線が視認できるものとする。
耐光性 筆記線が視認できるものとする。
ペン先乾燥性 10cm以内でかすれのない筆記が始まるものとする。
保存性 筆記性能に適合するものとする。
耐消しゴム性 筆記線が見えなくなる前に試験紙の表面の損傷が明らかに現れるものとする。
耐アルコール性 筆記線が視認できるものとする。
耐塩酸性 筆記線が視認できるものとする。
耐アンモニア性 筆記線が視認できるものとする。
耐漂白性 筆記線が視認できるものとする。
有害物質 インキは,
 アンチモンが60mg/kg以下,ひ素が25mg/kg 以下,
 バリウムが1000mg/kg以下,カドミウムが75mg/kg以下,
 クロムが60mg/kg以下,鉛が90mg/kg以下,
 水銀が60mg/kg以下及びセレンが500mg/kg 以下とする。
(1) 耐水性にかかわる表示をするものに適用する。

JIS S 6061:2010 ゲルインキボールペン及びレフィル 5.2 ゲルインキボールペン及びレフィルの品質

項目 一般筆記用 公文書用
筆記性能 明らかなかすれ及び濃度のばらつきのない筆記線が,次の規定を満たすものとする。ただし,筆記距離について,1本の軸に複数本装てん(填)される細い及び/又は短い(4.2で規定する形式記号Nのうち,表2のJのbより細い及び/又はl1より短い)レフィルについては適用しない。
筆記線幅による区分における筆記距離は,次による。
- 超極細字用(UF):400m以上
- 極細字用(EF):400m以上
- 細字用(F):300m以上
- 中字用(M):150m以上
- 太字用(B):100m以上
初筆性能 10cm以内で円滑な筆記が始まり,かつ,明らかなかすれ及び濃度のばらつきがないものとする。
裏抜け 裏抜けがないものとする。
乾燥性 筆記線に汚れが認められないものとする。
複写性 複写した線が視認できるものとする。
耐水性 筆記線が視認できるものとする。a) 筆記線が視認できるものとする。
耐光性 筆記線が視認できるものとする。
ペン先乾燥性 10cm以内にかすれのない筆記が始まるものとする。
保存性 この表の筆記性能及び初筆性能に適合するものとする。
耐消しゴム性 筆記線が見えなくなる前に試験紙の表面の損傷が明らかに現れるものとする。
耐アルコール性 筆記線が視認できるものとする。
耐塩酸性 筆記線が視認できるものとする。
耐アンモニア性 筆記線が視認できるものとする。
耐漂白性 筆記線が視認できるものとする。
有害物質 インキは,アンチモン60mg/kg以下,ひ素25mg/kg 以下,バリウム1000mg/kg以下,カドミウム75mg/kg 以下,クロム60mg/kg以下,鉛90mg/kg以下,水銀60mg/kg以下及びセレン500mg/kg以下とする。
a) 耐水性に係る表示をするものに適用する。

表示

各規格では、ボールペン又はリフィルには以下の事項を表示することが定められている。

JIS S 6039:2006 油性ボールペン及びレフィル 9. 表示

9. 表示 油性ボールペン又はレフィルには,次の事項を表示する。
a) 製造業者名若しくは供給業者名又は商標
b) 規格番号 JIS S 6039(消費者包装単位ごとに行ってもよい。)
c) 製品名称
d) 種類 レフィルの形式記号,筆記線幅の区分記号又はボールの直径の呼び。ただし,公文書用の場合は“公文書用”又は“DOC”
e) 製造年月又はその略号

例えばボール径0.5mmでB型のリフィルの場合、以下の様な表示になる。
一般筆記用 公文書用
JIS S 6039 油性ボールペンレフィル B EF
JIS S 6039 B EF
B EF
JIS S 6039 B 0.5
B 05
JIS S 6039 油性ボールペンレフィル公文書用 B EF
JIS S 6039 公文書用 B EF
JIS S 6039 DOC B EF
DOC B EF
JIS S 6039 DOC B 0.5
DOC B 05

ISO規格の場合一般筆記用と公文書用で規格が分かれているため、例えばボール径0.7mmでG2型の公文書用リフィルの場合、以下のような表示になる。
STAEDTLER-458

JIS S 6054:2006 水性ボールペン及びレフィル 9. 表示

9. 表示 水性ボールペン又はレフィルには,次の事項を表示する。
a) 製造業者名若しくは供給業者名又は商標
b) 規格番号 JIS S 6054(消費者包装単位ごとに行ってもよい。)
c) 製品名称
d) 種類 レフィルの形式記号,筆記線幅の区分記号又はボールの直径の呼び。ただし,公文書用の場合は“公文書用”又は“DOC”。また,一般筆記用の耐水性を表示するものは,“耐水性”又は“WR”と表示する。
e) 製造年月又はその略号

例えばボール径0.5mmでA型のリフィルの場合、以下の様な表示になる。
一般筆記用 公文書用
JIS S 6054 水性ボールペンレフィル A EF
JIS S 6054 A EF
A EF
JIS S 6054 A 0.5
A 05
JIS S 6054 水性ボールペンレフィル公文書用 A EF
JIS S 6054 公文書用 A EF
JIS S 6054 DOC A EF
DOC A EF
JIS S 6054 DOC A 0.5
DOC A 05
耐水性表示の場合:
JIS S 6054 水性ボールペンレフィル A EF WR
JIS S 6054 A EF WR
A EF WR
JIS S 6054 A 0.5 WR
A 05 WR

JIS S 6061:2010 ゲルインキボールペン及びレフィル 10 表示

10 表示
 ゲルインキボールペン又はレフィルには,本体に次の事項を表示する。ただし,b)∼d)は消費者包装単位ごとに表示してもよい。
a) 製造業者名若しくは供給業者名又は商標若しくは略号
b) 規格番号 例 JIS S 6061
c) 製品名称
d) 種類:レフィルの形式記号,筆記線幅の区分記号又はボールの直径の呼び。ただし,公文書用の場合 は“公文書用”又は“DOC” 。また,一般筆記用の耐水性を表示するものは,“耐水性”又は“WR” と表示する。
e) 製造年月又はその略号

例えばボール径0.5mmでK型のリフィルの場合、以下の様な表示になる。
一般筆記用 公文書用
JIS S 6061 ゲルインキボールペンレフィル K EF
JIS S 6061 K EF
K EF
JIS S 6061 K 0.5
JIS S 6061 K 05
K 0.5
K 05
JIS S 6061 ゲルインキボールペンレフィル公文書用 K EF
JIS S 6061 公文書用 K EF
JIS S 6061 DOC K EF
DOC K EF
JIS S 6061 DOC K 0.5
JIS S 6061 DOC K 05
DOC K 0.5
DOC K 05
耐水性表示の場合:
JIS S 6061 ゲルインキボールペンレフィル K EF WR
JIS S 6061 K EF WR
K EF WR
JIS S 6061 K 0.5 WR
JIS S 6061 K 05 耐水性
K 0.5 WR
K 05 WR

  • 最終更新:2018-06-23 10:27:58

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