リフィルの互換性

目次


公開されているリフィル互換性情報

ボールペンリフィル(替芯)の互換性については、日本筆記具工業会のサイトにまとめられている。


またいくつかのメーカーでは、他社製リフィルとの互換性情報を公開している。

  • サクラクレパス:カタログ中に互換性のある他社製芯を記載

三菱鉛筆では、他社製リフィルの使用は推奨していない。

互換性があるといわれる他社の替芯は、当社製と微妙に寸法が異なり不具合を生じることがあります。
当社のペン(本体・軸)には、当社製の替芯をご使用ください。

多くの場合寸法が同じでボール径のみが異なる自社製リフィル同士は公式に互換性があるとされているが、ジェットストリームの多色・多機能用リフィルSXR-80については、一部の製品(ピュアモルト 3機能ペンジェットストリーム Fシリーズ 3機能ペンジェットストリーム Fシリーズ 3色ボールペン)で本体に搭載されているボール径以外の替芯は公式に「形状は似ているが、互換性がない替芯」と明言されており、装着するとペン先からインクが漏れる可能性があると警告されているため注意が必要である。
「ジェットストリーム エッジ/ジェットストリーム エッジ 3」用の替芯、SXR-203-28/38はチップの形状が異なるほかはSXR-80互換の寸法となっており、互換性についても上記のSXR-80に関するものと同様となっている。具体的な適合商品、互換性のある商品及び互換性が「ない」商品については、お客様相談室「SXR-203-28/38 の適合商品を知りたい」にまとめられている。以下の互換表にも、SXR-203-28とSXR-80用多色・多機能軸との互換性が追加されている。なお替芯として販売されているSXR-203-28/38の包装にはQRコードが付いており、これを読み取ると前述の適合商品一覧にアクセスできるようになっている。


2020年2月26日発売の「ユニボール ワン」用の替芯UMR-38S/05Sは、外形寸法はシグノRT1用やシグノ307用のUMR-8x/-8xEとほぼ同じ(公称値では最大径で0.2mm、実測値では0.1mm未満の差だがわずかに細い)だがユニボール ワン/ユニボール ワン F専用とされており、公式見解ではシグノRT1やシグノ307等とは互換性がないことになっているので注意が必要である。リフィルのUMR-38S/05Sと軸のUMN-S-38/05同士は、ボール径が違う組み合わせでも互換性がある。

3mm径リフィルの互換性

JIS S 6039:2020では形式記号BEFなど、外径3mm前後(規格上はいずれも2.9~3.2mm)のリフィルがいくつか定義されているが、それ以外にも様々な長さの物があり、全長が.数mm程度の違いであれば入れ替えて使える場合がある。ただし、後述のようにノック式の場合はいくつか注意点がある。また3mm径とは言っても厳密にはゼブラやサクラクレパスは2.95mm程度、パイロットは3.07mm(カタログ表記は3.1mm)と若干の差異があり、キャップ式や単芯ノック式の場合はあまり問題にならないが、多色・多機能軸ではパイプの内径の差できつくて入らなかったり緩くて抜けてしまったりすることがある。例えばゼブラのプレフィール軸に三菱鉛筆やパイロットのリフィルを入れようとすると緩くて抜けてしまうが、サクラクレパスのR-NOBはしっかり固定できる。ノック式でもパイロットのダウンフォースのようにリフィル後端を固定して加圧するものでは、ほとんどの他社製リフィルはパイロットより外径が細いため、緩くて十分に加圧できなかったり抜けてしまったりする場合がある。逆にゼブラのウェットニーではゼブラ K芯やサクラクレパス R-NOBは問題なく固定できるが、外径3.00mmの多くの他社製リフィルは若干きつく、3.07mmのパイロット製リフィルはかなりきつい。
またペン先径(チップ径)も形式記号B、E、Fでそれぞれ2.28(±0.04)mm、2.25(±0.03)mm、2.3(±0.03)mmと微妙に違い、規格にない長さでは明確な規定はないため、ノック式では口金がよほどタイトでない限りまず問題にはならないが、キャップ式ではチップが口金を通らなかったりわずかにガタついたりする場合がある。同一メーカーで長さが異なるリフィルごとに直径の異なるチップを用いるとは考えにくいので、一般論として、油性ボールペン用のロング芯が形式記号Eに該当するメーカーのペン先径は2.25mm前後と細めで、形式記号Fに該当するメーカーのペン先径は2.3mm前後と推測できる。前述の日本筆記具工業会の油性ボールペンレフィル(替芯)互換表にはペン先外径が0.01mm単位で記載されており、3mm径のリフィルについてはゼブラがペン先外径2.25mm、三菱鉛筆、ぺんてる、パイロット、セーラー万年筆、シヤチハタ、トンボ鉛筆、ステッドラー、プラチナ万年筆、OHTOは2.30mmとなっている。

(単位:mm)
形式記号 全長 OHTO サクラクレパス セーラー ゼブラ トンボ パイロット プラチナ ぺんてる 三菱鉛筆
H 57.0     18-5130            
58.0         BR-SF        
67.0     18-0058            
70.0 No.705NP                
73.0               BGRNS3H  
79.6 No.F5NP                
87.5         BR-CL1
BR-CLE1
       
87.6         BR-CAE2        
87.7           BTRF-8EF/6F     SXR-80
SXR-203-28/38
SXR-ML-05/07
S-7S
S-38S
88.0     18-0055
18-5253
18-1067
  BR-CS2 LHSRF-8C3/4 BSP-60S    
88.2 No.891                
88.5 No.893/895/897NP
R-35A5/7
               
89.8       SK芯          
89.9       SNC芯          
90.0   R-OBC60              
93.3           LPTRF-10S43      
97.8           BSRF-8B/8BB      
B 98.0   R-NOB
R-NOB04
  UK-0.5     BSP-60
SBSP-80A
   
98.2       K芯4
UK芯
EK芯4
NJK芯
CEK芯4
      BXS5/7
BPS7/10
BKS7H
LRN5H
 
98.3         BR-BS
BR-BSL
       
98.5 No.995/997NP
No.997NPS
G-95NP
G-95NPS
        BKRF-6F
BSRF-8EF/6F/6M
BVRF-8EF/8F
     
H 98.6                 S-7L
98.8                 SXR-894
UMR-1093
107.0             BSP-60F BXM5/7H  
116.5 No.175/177NP                
121.0     18-0062           SA-5/7/10/14CN
E 139.0       SH/H/LH芯     BSP-60K    
139.5     18-0053            
140.0 No.47NP                
F 143.3               BKL10  
143.4 No.615                
143.5         BR-NF BPRF-8EF/6F/6M   BKL5/7
BKLN5/7
SA-5/7/10/14N
143.6           BPRF-8B/8BB      
143.8 No.805/807NP                
1) 実測値。カタログ表記の全長は88mm
2) 実測値。カタログ表記の全長は88mm
3) 公式サイトに掲載の公称値
4) 実測値。カタログ表記の全長は98.0mm
5) 実測値。カタログ表記の全長は98.6mm

一部のメーカーでは多色・多機能軸の軸径を細く抑えるため3mm径より一回り細い2.6mm径のリフィルを採用しており、他の3mm径のリフィルとは互換性がないが、この3種のリフィル同士は互換性がある。また、内径が一般的な3mm径のリフィルより狭いため、ゼブラのサラサセレクト等には使用することができる。

SLIM
メーカー 製品名 替芯名称 ボール径 全長 外径
ぺんてる カレン 多色ボールペン BKSSN5 0.5mm 98.8mm 2.6mm
ローリー 多色ボールペン BKSS7 0.7mm 98.4mm
サクラクレパス SLIMO R-NOBH 98.0mm

サクラクレパスのボールサイン4*1用R-GBH04も、R-NOBHと同寸法で互換性がある。

ノック式用リフィルの注意点

ノック式用リフィルのクリンプ(スプリング止めの突起)の位置は、全長98.2mm前後の形式記号Bではペン先から21(±2)mmと定められており、各社おおむねこの位置にクリンプが設けられているが、全長107mm程度のプラチナ BSP-60Fやぺんてる BXM5/7Hでは、ペン先から30mm以上後ろにクリンプが設けられている。これは、全長106.8mm前後の形式記号A1ではクリンプの位置がペン先から33.4(+0.5 -0)mmと定められているのに倣ったものと思われる。OHTOのNo.997NPSは、全長98.5mmと形式記号Bの長さながらクリンプの位置はペン先から30mmほど後ろに設けられており、スプリングを長いものに交換しないと他の形式記号Bのリフィルを使うノック式軸では使えない場合がある(同社のG-95NPSも同様)。

上からサクラクレパス R-NOB、ゼブラ K-0.7、トンボ BR-BSL、パイロット BSRF-6F、プラチナ SBSP-80A-F0.7、ぺんてる BPS7、三菱鉛筆 S-7L、OHTO No.997NPS、ぺんてる BXM5H、BIC替芯 BP0.7(形式記号A1)
3mm-RT

リフィルの中には単色のノック式用と多色・多機能用共用のものがあり、同じ型番でも形状が微妙に異なることがある。例えば三菱鉛筆のS-7Lはノック式のNO.550に入っているものにはクリンプが付いているが、多機能ペンのクリップターンに入っているものにはクリンプが付いていない。そのため、NO.550に入っているS-7Lをクリップターンで使うことはできるが、クリップターンに入っているS-7LをNO.550で使うことはできない。替芯として販売されているS-7Lにはクリンプが付いている。ゼブラの多色・多機能用リフィルとして広く使われているSK芯も、多色・多機能軸に最初から入っているものにはクリンプが付いていないが、替芯として販売されているSK芯にはクリンプが付いていた。しかし2018年7月から仕様変更によりクリンプがなくなったため、タプリクリップ0.4のようにリフィル後部を固定する方式のものを除きノック式軸で使えなくなっているので、注意が必要である(⇒お客様相談室「替芯「SK-0.7芯/SK-0.4芯」が手元のボールペン(本体)で使えなくなってしまいました。芯の突起(出っ張り)が無くなったのはなぜですか?」)。加圧式のウェットニーはリフィル後部を固定する方式のため、最初から入っているK-0.7芯にはクリンプがなく、替芯として販売されているK-0.7芯とは異なっている。
S-7L

中にはクリンプの有無で型番が違う場合もある。例えばゼブラのUK-0.5芯はジムニースティック0.5(※廃番)に入っているものにはクリンプが付いておらず、替芯として販売されていたUK-0.5芯(RUK5)にもクリンプは付いていない。しかしノック式のジムノックUK0.5に入っているUK-0.5芯にはクリンプが付いており、替芯もUK-0.5A(RUK5A)として異なる型番で販売されている。UK-0.5Aをジムニースティックで使うことはできるが、クリンプのないUK-0.5をジムノックUK等で使うことはできない。一方でUK-0.7芯は替芯(RUK7)にもクリンプが付いており、UK芯の中でも統一されていない。
スラリ多色・多機能用のEK芯の場合は、スラリ エアーフィットグリップ用のクリンプがついた替芯はCEK芯として異なる品名・型番となっている。クリンプの有無以外にEK芯とCEK芯に違いはない。

UK-0.5

パイロットの場合、BSRF芯はノック式用及び多色・多機能用リフィルとして広く使われているが、例えば0.5mmのBSRF-8EFの場合、レックスグリップ(極細)に入っているものにはクリンプが付いているが、フィードGP極細に入っているものにはクリンプが付いていない。替芯として販売されているBSRF-8EFにはクリンプが付いている。一方で0.7mmの場合レックスグリップ(細字)にはクリンプの付いたBSRF-6Fが入っているが、スーパーグリップG 2・3・4にはBKRF-6Fという異なる型番のクリンプの付いていないリフィルが入っている(⇒よくある質問と回答「替芯のBSRF-6FとBKRF-6Fに互換性はありますか?」)。BSRF芯は0.5mmから1.6mmまで揃っているが、クリンプのないものに異なる型番が付いているのは0.7mmだけである。
BSRF芯と同サイズのアクロボール2・3・4BVRF芯の場合、単色ノック式のアクロボールはサイズの異なるBRFV芯を使っているため、多色軸専用となり替芯にもクリンプは付いていない。そのため、BSRF芯と互換性のあるノック式軸をアクロインキ化しようと思っても、BVRF芯を利用することはできない。

セーラーの場合18-0055はノック式用及び多色・多機能用リフィルとして使われているが、例えばフェアライン6に購入時に装着されている18-0055にはクリンプが付いていないが、替芯として販売されている18-0055にはクリンプが付いている。一方同じフェアライン6に装着されている18-5253は多色・多機能軸専用となっており、替芯として販売されている18-5253にもクリンプは付いていない。

ノック式でも三菱鉛筆のクリフターやゼブラのタプリクリップ、パイロットのオプト/パティント、ぺんてるの.eボール/スーパーぺんてる等、キャップ式用のロング芯を使うものはリフィルの固定方法が違うためクリンプは不要で、リフィルの形状もキャップ式用と変わらない。

ゲルインクリフィルの互換性

ノック式ゲルインクリフィルの互換性

ゲルインクボールペンの場合、キャップ式用リフィルは一部を除き各社独自の形状となっており、基本的には互換性がない。一方ノック式用リフィルはJIS S 6061で定めるJKL型のいずれかを採用している例が多い。J型の例としてはサクラクレパス ボールサインNX、K型の例としては三菱鉛筆 ユニボール シグノRT1、L型の例としてはパイロット ジュースなどがある。国内主要メーカーではJ型はサクラクレパス、L型はパイロット以外に採用例はなく、三菱鉛筆、ゼブラ、ぺんてる、プラチナ、OHTOなど多くのメーカーがK型を採用している。この他OHTOはG2型も採用しており、海外ではG2型を採用する例が多い。

gel-J-K-L

J/K/L型はいずれも全長が111mm前後で、J型が外径5.5mm前後と一回り細く、K/L型は外径6mm前後でほぼ同じだが、J/K型がペン先径2.3mm前後なのに対しL型は2.5mm前後と、一回り太くなっている。JIS S 6061ではペン先とリフィルの直径以外の部分の太さはあえて定めておらず、スプリング受けの部分までの形状・寸法はメーカーごとに差異があるが、パイロットのL型リフィルは水性C型に近い形状となっている。

gel-refill-J-K-L
メーカー 替芯名称 ボール径 全長 外径 ペン先径 形式記号
サクラクレパス R-GB04 0.4mm 111.5mm 5.5mm 2.3mm J
三菱鉛筆 UMR-83 0.38mm 111.5mm 6.0mm 2.3mm K
パイロット LP2RF-8UF 0.38mm 110.5mm 6.0mm 2.5mm L

多くの場合自社製品同士では異なる製品でも互換性があり、サクラクレパスの場合、ボールサインNX用のR-GB0x、ボールサインノック用のR-GBP0x、ボールサイン iD用のR-GBN0xは同寸法で互いに互換性がある。三菱鉛筆の場合ユニボール シグノ ノック式/RT/RT1用のUMR-8xとユニボール シグノ307用のUMR-8xEは同寸法で互換性があるが、ユニボール ワン/ユニボール ワン F用のUMR-38S/05Sは厳密には一部K型に準拠していない部分があるため、公式にはN型(J、K、L及びG2と形状・寸法の異なるもの)とされている。そのため実際には互いに入れ替えて使えるが、公式には互換性があるとは謳っていない。またユニボール ワン Fは内部のスタビライザー機構のため軸とスプリングの内径が狭くなっており、UMR-8x/8xEでは個体差によっては若干引っかかりを感じることがあり、UMR-38S/05Sより外径が太いぺんてるのLR(N)/KLR芯などは物理的に入らない。ゲルインクではないが多くのK型用軸と互換性のあるジェットストリーム用のSXR-38/5/7/10も入らないが、モノグラフライト用のBR-KNU/KNEは入る。一回り細いJ型のR-GBN0x等なら問題なく入る。ユニボール ワン Pはユニボール ワン Fとはまたスタビライザー機構の構造が異なっており、ぺんてるのリフィルやジェットストリームのリフィルも入る。
パイロットの場合ジュース用のLP2RFとG-2/G-knock用のLG2RFは同寸法だが、公式の替芯適応表では互換性があるとは謳っていない。シナジーチップを採用するジュース アップ用のLP3RFはペン先周りや尾栓などの形状が異なるが、全体的な寸法は似通っており、非公式ではあるが基本的には入れ替えて使えるようになっている。
日本筆記具工業会の互換表には他社製リフィルも含めて互換性を検証した結果が掲載されており、同じ型同士であれば基本的にはメーカーが違っても互換性があるが、違う型の場合互換性があるとは限らない。一般的には、

  • J型のリフィルはK型やL型用の軸に入れて使えるが、K/L型リフィルは太すぎてJ型用の軸には入らない
  • J/K型のリフィルはL型用の軸に入れて使えるが、ペン先が一回り細いためガタつきは大きくなる
  • L型のリフィルはK型用軸に入ることは入っても、ペン先が太すぎてチップが先端孔を通らない

また前述のようにJIS S 6061ではペン先とリフィルの直径以外の部分の太さはあえて定めていないため、多くのメーカーが採用するK型準拠のリフィルであっても全て互換性があるわけではない。例えばOHTOのKGR-805NPDはK型準拠のリフィルではあるが、同社のC-305など水性A型のリフィルと同形状のためスプリング受けの根本が太くなっている。三菱鉛筆のUMR-8x芯など多くのK型リフィルはこの太い部分がないため軸側のスプリングが細めになっており、シグノRT1やシグノ307などの軸にはKGR-805NPDは使えない(リフィル自体は入るがノックできない)。一方ぺんてるの軸はスプリングの内径が広めになっており、ノック式エナージェルやハイブリッドテクニカノックの軸にはKGR-805NPDも問題なく使える。ぺんてる以外の軸でもスプリングを内径の広いものに交換すれば使える場合もあり、例えばサラサグランド(JJ55、JJS55、JJ56)はオリジナルのスプリングのままでもノックが固くはなるもののKGR-805NPDやC-305等が使えないこともないが、スプリングをジュースのものと交換すると無理なく使えるようになる。サラサクリップの場合はジュースではなくジュース アップのスプリングと交換するとノックできるようになる。シグノRTやシグノ307、ユニボール ワンについては、UMR芯の方が.数mm長いので若干ペン先の出方が控えめにはなるが、ゼブラのジムノックのスプリングと交換すると使えるようになる。

コクヨのエラベルノ/KOKUYO MEのリフィルはペン先径2.3mmで、カタログ値では直径6mm、全長111mmとK型互換のように見えるが、実測値では最大径約5.9mmとJ型より太くK型よりはわずかに細い独自の太さとなっている。このため軸の方も内径6.2mmほどと規格上直径6.1(±0.15)mmのK型リフィルを入れるには余裕がなく、シグノのUMR芯やサラサのJF芯など入るものもあるが全てのK型リフィルが入るわけではない。リフィルの方はK型用軸には問題なく入るが、J型用軸は内径に余裕のないものには入らない(例えばボールサインNXの軸には入るが、ボールサインノック/ボールサイン iDの軸には入らない)。ユニボール ワン Fの軸には入る。

100円ショップなどで販売されているゲルインクボールペンの場合基本的には替芯は用意されていないが、ノック式の場合中芯の形状がJ/K/L/G2型に近いものもある。

cheap-gel-refills
メーカー 製品名 ボール径 中芯全長 中芯外径 ペン先径 形式記号4
プラチナ A-PEN GEL ノックゲルボールペン 2本セット 0.5mm 111.5mm 5.8mm 2.3mm K'
プラチナ
(ダイソー向け)
ゲルインクボールペン 2本入 P-8
ゲルインクボールペン 2本入(A-PEN GEL) P-9 111.0mm
Seria ゲルインクペン 黒 ノック式(2本入) 5.5mm J
ダイソー ゲルインクボールペン(替え芯1本付) No. 58 98.5mm 2.5mm G2'
ゲルインクノック式ボールペン(3本入) No. 62 111.0mm 5.7mm 2.3mm J'5
ゲルインクノック式ボールペン(3本入) No. 64 105.0mm 4.5mm N
野府産業 ゲルインキボールペン 3本入り
ワールドアトラス GEL インク ノック式ボールペン 3本入り 103.0mm 5.4mm
4) 規格で定める寸法を逸脱している場合、便宜上「'」を付けて区別している
5) スプリング止めの根本が一回り太くなっているため、J/K型用軸に入れる際に問題が生じる場合がある

ここに挙げたものの中ではJ型、J'型とK'型は中芯を入れ替えて使えるが、J型のSeriaの軸には規格通りのK型リフィルは入らない。ダイソーのJ'型軸とプラチナのK'型軸にはJ/K型のリフィルが入る。

ダイソーのG2'型は基本的にはいわゆるPARKER互換軸に入れて使えるが、規格ではペン先径2.54mmに対しスプリング止めまでのパイプ部分は2.4mmと一回り細くなっているのに、約2.8~3mmと逆に太くなっているため、規格通りの寸法を前提にスプリングの内径を細く絞っている軸ではスプリングを通らず使えない。その場合、スプリングを内径が広めのものに交換すれば使える可能性がある。

ぺんてる キャップ式ゲルインクリフィルの互換性

ぺんてるのキャップ式ゲルインクボールペン用リフィルは長さの違いを除けば基本的に同じ太さ、同じペン先形状をしており、長い方の軸に短い方のリフィルを入れ替えることができる。スリッチは替芯の販売をしていないが、スリッチOEMの無印良品 中性ゲルインキ六角ボールペンは替芯の販売もしており、スリッチの中芯と互いに入れ替えて使うことができる。スリッチより長いハイブリッドテクニカのリフィルはスリッチの軸には入らないが、無印良品 中性ゲルインキ六角ボールペンの軸には入る。替芯のみ販売しているKF10などはハイブリッド K105/EK105の軸に入る。

Pentel-KF
製品名 ボール径 替芯名称 替芯全長 替芯外径 ペン先径 形式記号
スリッチ 0.25/0.3/0.4/0.5mm (替芯販売なし) 117.5mm 4.0mm 2.3mm N
無印良品
中性ゲルインキ六角ボールペン
0.25/0.3/0.4mm 中性ゲルインキ六角ボールペン用リフィル
ハイブリッドテクニカ 0.3/0.4/0.5mm KFGN3/4/5 127.0mm
ハイブリッド K105/EK105 0.5mm KF5 137.0mm
(替芯のみ販売) 0.5/0.6/0.7/0.8/1.0mm KFLS5/7
KF6/7/8/10
137.5mm
(KF10)

キャップ式エナージェル、エナージェル トラディオはノック式エナージェルと共通のリフィルを採用しているため、数多くのJ/K型リフィルが使えるが他のキャップ式用リフィルとは互換性がない。

異なるメーカーのキャップ式ゲルインクリフィルの互換性

前述のようにキャップ式用リフィルは基本的には各社独自の形状となっているが、形状が似たものについては入れ替えて使える場合がある。例えば以下の製品のリフィルは長さが若干異なる以外は外径がほぼ同じで、ペン先形状も似通っている。

gel-capped
gel-refill-capped
メーカー 製品名 ボール径 替芯名称 替芯全長 替芯外径6 ペン先径 形式記号
セーラー ゲルボールペン 0.38mm 83-3083 118.0mm 5.5mm 2.3mm N
CAINZ ゲルインクボールペン 0.5mm ゲルインクボールペン 替芯7
無印良品 ゲルインキボールペン 0.38mm ゲルインキボールペン用リフィル8
三菱鉛筆 ユニボール シグノ 0.28mm UMR-1-28 119.0mm
ユニボール シグノ スタンダード 0.5mm UMR-5 128.5mm
ユニボール シグノ 太字 1.0mm UMR-10
パイロット G-3(超極細) 0.38mm LGRF-8UF 128.0mm
6) メーカーカタログ等では一番太い部分の外径が記載されているが、ここではパイプ部分の外径
7) セーラーOEM
8) 三菱鉛筆OEM

ただし寸法がほぼ同じでも、ペン先形状の微妙な差異などにより口金が締まらなかったりペン先がガタついたりする場合があり、実際に使えるかどうかはやってみなければわからない。例えば全長/外径が同じセーラー、CAINZ、無印良品の場合、セーラーとCAINZのリフィルは互いに入れ替えて使えるし無印良品のリフィルもセーラー/CAINZの軸に入るが、セーラー/CAINZのリフィルは無印良品の軸には入らない。

シグノに関しては
  • UMR-1-28はシグノスタンダード/太字の軸に入れて使えるが、UMR-5/10は長すぎてシグノ超極細の軸には入らない。シグノスタンダード/太字は互いに入れ替え可能。
  • UMR-1-28はセーラー/CAINZ/無印良品の軸には入るが、シグノ超極細は軸の内径がタイトなためセーラー/CAINZのリフィルは入らない。無印良品のリフィルは入るがペン先が少しガタつく。
  • UMR-5/10はCAINZの軸には入るが、セーラー/無印良品の軸には長すぎて入らない。セーラー/CAINZのリフィルはシグノスタンダード/太字の軸に入ることは入るが口金が完全には締まらない。無印良品のリフィルは入るがペン先が少しガタつく。
  • UMR-1-28/5/10はG-3の軸に入るが、LGRF芯は長すぎてシグノ超極細の軸には入らない。シグノスタンダード/太字の軸には入るがペン先が少しガタつく。

G-3のLGRF芯はCANIZの軸に入るが、CAINZのリフィルはG-3の軸に入ることは入るが口金が完全には締まらない。無印良品のリフィルはG-3の軸にガタつきもなくしっかりと入る。

なお、無印良品のゲルインキボールペンは2018年末に仕様が変更され、現行のゲルインキボールペン キャップ式はリフィルがノック式シグノ互換のK型に変わっている。

100円ショップ等で取り扱っているキャップ式の場合は基本的に替芯は販売されておらず使い切りとなるが、分解可能なものは中芯の全長が130mm前後、外径4.5mm前後のものが多く、入れ替えて使える場合がある。

cheap-gel-refills-capped
メーカー 製品名 ボール径 中芯全長 中芯外径 ペン先径 形式記号
日本パール加工 0.3芯 メタルゲルボールペン 黒2P 0.3mm 125.5mm 7.0mm 2.3mm N
ワールドアトラス GEL インクキャップ式ボールペン 0.38mm 5P 0.38mm 130.5mm 4.5mm
ダイソー ゲルインクボールペン No. 66 5本入り 0.5mm 131.0mm 4.2mm 2.2mm
プラチナ ゲルローラー ゲルボールペン 2本入り 128.5mm 5.0mm
野府産業 5P ゲルインキボールペン 129.0mm 4.2mm
グリーンオーナメント ゲル インクペン 黒 3P 130.5mm 4.5mm
ナカトシ産業 ドット柄メタルペン 130.0mm 2.3mm

ここに挙げたものの中では一回り太いプラチナの中芯は他の軸には入らないが、外径4.5mm前後の中芯はプラチナの軸に入れて使うことができる。外径4.5mm前後のもの同士は互いに入れ替え可能となっているが、ペン先径の違いにより若干ガタつく場合がある。また、外径5.5mmのリフィルはプラチナの軸には入らないが、プラチナの中芯をCAINZ、G-3の軸に入れることはできる。

BRF/BRFN芯の互換性

パイロットの高価格筆記具のうち、本体価格2,000円以下のものやドクターグリップシリーズには樹脂製のBRFN-10Fが、それ以上の高級品には金属芯のBRFN-30Fなどが入っている。これらはほぼ同じ形状をしているが、BRFN-10Fのみペン先の途中から一回り太くなっている。このため、初期芯としてBRFN-10Fが入っている軸にBRF-20/BRF-25/BRFN-30を入れることはできるが、初期芯としてBRFN-30F等が入っている軸にBRFN-10Fが必ず使えるとは限らない。
これらと近い寸法のリフィルとして、水性B型のLNシン-25EFがある(写真一番下)。ゲルインクのBLGS芯もほぼ同じ全長・外径だが、ゲルL型を短くしたような形状でペン先径2.5mmと一回り太いため、これらとは互換性がない。

BRF
替芯名称 ボール径 全長 外径 ペン先径
BRFN-10EF/F 0.5/0.7mm 86.6mm9 6.0mm 2.3mm
BRF-20EF 0.5mm 86.5mm
BRF-25B/BB 1.2/1.6mm 86.1mm
BRFN-30EF/F/M 0.5/0.7/1.0mm 86.8mm
LNシン-25EF 0.5mm 87.1mm 6.2mm
9) 実測値。カタログ表記の全長は86.8mm

左: ドクターグリップにBRFN-10Fを入れたペン先
右: ドクターグリップにBRF-25BBを入れたペン先
BRFN-BRF-tip

なお、BRFN-10Fのペン先径2.3mm、一回り太くなった部分の外径3.1mm、ペン先からスプリング止めの位置まで21mmというのはBSRF芯と同じであり、BRFN-10Fが入る軸の多くで上軸側にBRFN芯より細長いBSRF芯が入る穴が設けられている。このため、BRFN-10Fの代わりにBSRF芯を入れることも可能になっている。BSRF芯の互換芯は数多くあるため、0.5/0.7mmの黒・赤・青しかないBRFN-10EF/Fの代わりに、ボール径や色、あるいはインクの種類の異なるリフィルを利用することもできる。

BRFN-10F-LRN5H
10) 2本入りの替芯(品番 XLRN5H-A2)にはノック式でも使えるようクリンプが付いていたが、エナージェル多色・多機能用の1本入り替芯(品番 XLRN5H-A)にはクリンプが付いていないので注意。

ドクターグリップにLRN5Hを入れたペン先
LRN5HinDrGrip

クーペなど一部の製品では、スプリングを内径の広いものに交換すればBRFN-10Fの代わりにLNシン-25EFを使うことができる(スプリングは無印良品の選べるリフィルペンポリカーボネイト六角軸のものが無加工で流用できる)。ドクターグリップは二重構造のラバーグリップのために下軸の内部が狭くなっており、LNシン-25EFが内部の金属パイプを通らないため使えない。
LN-in-Coupe

クーペにLNシン-25EFを入れたところ
LN-in-CoupeUp

ドクターグリップはLNシン-25EFがここまでしか入らない
LN-in-DrGrip

BRF/BRFN芯の互換リフィルはゼブラのST-0.7芯(廃番)くらいしかなく現状ではほぼパイロット専用となっているが、長さを約25mm延長すればゲルK型互換軸で使えたり、長さを11mmほど延長してペン先を2.54mm程度になるよう調整すれば一部の油性G2型互換軸で使えるなど、意外と応用範囲の広いリフィルでもある。

例えばぺんてるのハイブリッドテクニカノックにはゲルK型のKFRN芯が入っているが、LNシン-25EFに付属するキャップを後ろに挟めばBRFN-10FやLNシン-25EFを無改造で入れることができる。
TECHNICA-Knock

KFRN芯が入ったハイブリッドテクニカノック
KFRN-in-TECHNICA-Knock

BRFN-10Fを入れたハイブリッドテクニカノック
BRFN-in-TECHNICA-Knock

LNシン-25EFを入れたハイブリッドテクニカノック
LN-in-TECHNICA-Knock

BIC クリックゴールド/クリアクリック用の互換リフィル

BICのクリックゴールドやクリアクリック、サイテーションといったノック式ボールペンはBIC替芯 BP0.7という形式記号A1に該当するリフィルを採用しているが、国内メーカーの油性ボールペンの多くが採用するリフィルが概ね外径3mm前後、ペン先径2.3mm前後なのに対し形式記号A1のリフィルは外径3.2mm、ペン先径2.4mmとわずかに太く、形式記号A1に適合する互換リフィルはほぼ皆無といえる。BP0.7は0.7mmの黒しかないため、他のボール径や色を使いたい場合は寸法の近いものを探すことになるが、ぺんてる BXM5/7Hやプラチナ BSP-60F、etranger di costaricaのボールペン用リフィルBPP-R-01は外径3.0mm、ペン先径が2.3mmの他はほぼ同じ全長、同じクリンプ位置となっており、互換リフィルとして流用することができる。ただしBP0.7の方はペン先がわずかに太く先端孔を通らないため、ビクーニャ等の軸で使うことはできない。
また、BICのエクストラEZは替芯が用意されておらず使い切りとなるが、中芯の形状は外径3.0mm、ペン先径2.2mmとわずかに細いもののほぼ同じ全長、同じクリンプ位置で、入れ替えて使うことができる。エクストラEZの軸にはBP0.7も入る。使い切りとはいえエクストラEZは低粘度のスーパースムースインクを搭載しながら軸込みでもBXM5/7Hより安く、0.5/0.7mmの黒・赤・青と基本的なボール径/色は揃っている。BP0.7と違ってインクの残量が見えるため、クリアクリックのような透明軸に入れればリフィルをいちいち取り出さずともインク残量を確認できる。

上からBIC クリアクリック、BIC エクストラEZ 0.5、ぺんてる ビクーニャ エックス 0.5mm、プラチナ Knock Ball 0.4
BIC

プラチナ Knock Ballは主に100円ショップなどで販売されており、2本または3本セットで替芯は用意されていないが、中芯は全長が約1mm短く外径3.0mm、ペン先径2.2mmとわずかに細いほかはよく似た形状となっている。クリックゴールドはもともとペン先の出方が控えめなこともありそのままでは少々ペン先の出方が足りないが、後ろに少し詰め物を入れるなど微調整すれば流用することができる。0.4/0.7/1.0mmがあり、油性の0.4mmは非常に珍しいため、極細の油性を使いたい場合は貴重な選択肢となる。

上からBIC替芯 BP0.7、BIC エクストラEZ 0.5 中芯、ぺんてる BXM5H、etranger di costarica BPP-R-01、プラチナ BSP-60F-EF0.5、プラチナ Knock Ball 0.4 中芯
BIC-A1

メーカー 替芯名称 ボール径 インク色 全長 外径 ペン先径 本体価格
BIC BP0.7 RBP07BLK1P 0.7mm 107mm 3.2mm 2.4mm 60円
(エクストラEZ 0.5 中芯) 0.5mm 黒・赤・青 3.0mm 2.2mm 80円
(エクストラEZ 0.7 中芯) 0.7mm
ぺんてる BXM5H 0.5mm 黒・赤・青 2.3mm 90円
BXM7H 0.7mm 黒・赤・青・緑・橙・桃・水色・紫
etranger di costarica BPP-R-01 0.7mm 100円
(2本入り)
プラチナ BSP-60F-EF0.5 0.5mm 60円
BSP-60F-F0.7 0.7mm 黒・赤
BSP-60F-M1.0 1.0mm
(Knock Ball 0.4 中芯) 0.4mm 黒・赤 106mm 2.2mm 100円
(2本入り)
※ダイソーでは3本入りもあり
(Knock Ball 0.7 中芯) 0.7mm
(Knock Ball 1.0 中芯) 1.0mm

形式記号A1はISO 12757/JIS S 6039では全長106.8(±0.2)mmと定められているが、規格上同じ全長で形式記号A2G1という2種が定義されている。これらはペン先径が1.6(±0.02)mmと細いのが特徴で、A2はペン先径以外A1とほぼ同サイズで、G1の方は尾栓の太さは約3.2mmと変わらないもののリフィル本体の外径は約5mmとより太くなっており、A2と互換性のある大容量リフィルといった位置付けとなっている。これらは主にヨーロッパで使われており日本国内ではほとんど使われていないが、三菱鉛筆のSJ-7はペン先径は2.3mmと国内で一般的な太さになっているものの、全体の形状は形式記号G1に近いものになっており、結果的に形式記号A1ともほぼ互換性のある形状となっている。

上からBIC替芯 BP0.7(形式記号A1)、Schneider 576 M(形式記号A2)、Schneider Express 225 F(形式記号G1)、三菱鉛筆 SJ-7
A1-A2-G1-SJ7

メーカー 替芯名称 ボール径/線幅 インク色 全長 外径 尾栓径 ペン先径 形式記号
BIC BP0.7 RBP07BLK1P 0.7mm 107mm 3.2mm - 2.4mm A1
Schneider 576 M 黒・赤・青・緑 - 1.6mm A2
Express 225 F ※廃番 黒・青 5.0mm 3.2mm G1
M 黒・赤・青・緑
三菱鉛筆 SJ-7 0.7mm 108mm 4.8mm 3.0mm 2.3mm H

SJ-7はBP0.7より全長が約1mm長いためその分ペン先が突き出すことになるが、もともとクリックゴールドはペン先の出方が控えめなため、むしろちょうどよい出方となっている。ペン先の太さは全く合わないが、形式記号A2やG1のリフィルも入れることはでき、ノックも問題なくできる。

BP0.7が入ったクリアクリック
BP0.7inCC

SJ-7を入れたクリアクリック
SJ-7inCC

Schneider 576 Mを入れたクリアクリック
A2inCC

Schneider Express 225 Fを入れたクリアクリック
G1inCC

SchneiderのPlug+Playシステムに対応したボールペンは形式記号G2を始めとして様々なサイズのリフィルが使えるようになっているが、Faveなど安価な製品には770というBP0.7とよく似たリフィルが入っている。これはX20フォーマットと呼ばれる規格に準拠しており、ペン先径2.54mmの形式記号G2と互換性を高めるため、ペン先径が2.5mm前後と形式記号A1より一回り太くなっている。

BIC クリアクリック(上)とSchneider Fave(下)
CC-Fave

クリンプの位置が違うためスプリングごと交換する必要はあるが、Schneider 770をBP0.7の代用品として使うことができる。ペン先が一回り太いため先端孔との隙間はほとんどなく、ガタつきは全くなくなる。なおBP0.7をFaveに入れた場合ノックしていない状態でもペン先が露出してしまうため、こちらは代用品としては適さない。

Schneider 770 Mを入れたクリアクリック
X20inCC

X20フォーマットに準拠したリフィルとしては他に金属芯のExpress 775や、より大容量のExpress 740(廃番)などもあるが、これらはペン先径が約2.45mmの770に対し約2.50mmとわずかに太いためクリックゴールド/クリアクリックの先端孔を通らず、流用することはできない。

上からBIC替芯 BP0.7、Schneider 770 M、Schneider Express 775 F、Schneider Express 740 F
A1-X20


  • 最終更新:2021-12-14 19:08:36

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